恋は一度と… [思うコト]
信じていた頃がありました。
そう…自分もいきなりオジさんじゃなかったのです。
金曜日、ある場所で席に座っていると…
ふいに後ろから肩を叩かれました。
「○○くん?」「○○くんだよね?」
いやっ、確かに「○○」だけど…
さすがに…もう「くん」じゃないから…
国会じゃあるまいし?いい?大人=オジさんを「くん」なんて…
戸惑いながら振り向くと、その人は笑っていました。
自分が初めて好きになった女性。
変わらない笑顔に、短い挨拶の言葉を交わすのが精一杯でした。
いや…なんとも…無念です(笑
こんなに立派な?オジさんになったのに…
実は、なぁ~んにも変わってないんですよね…きっと。
初恋を超える恋などないそうです。
どんなに激しく、熱く想っても…
二度目の恋からは、「永遠」が失われてしまう。
ある意味、あたっているような気がします。
永遠を信じていた…恋は一度と信じていた自分です。
もちろん、失恋で終わるのも初恋の運命ですね。
自分もそうでした。
想っても、想っても届かない自分の気持ち。
望んでも、望んでも手に入らない相手の気持ち。
切なくて、やりきれない気持ちを持てあまして…
ただ戸惑って、苛立って、強がって…
身も心も、粉々に砕けて、引き裂かれそうな毎日。
なんでわかってくれないんだろう?
どうして振り向いてくれないんだろう?
自分に何が足りないんだろう?
人を好きになるってことは、実にいろんなことを考えさせてくれます。
なんにも考えず、元気だけで生きてきた子供は…
そうやって、大人になっていくんだろうと思います。
正直言うと…
振り向いてくれないことを、少しは恨む気持ちもありましたよ。
でも…それがあったから…今の自分ができあがっている。
今は、そう思います。
恋することは…人を好きになることは…
結局は、祈ることなんですよね…
たとえ、振り向いてくれなくても…
自分の気持ちを受け入れてくれなくても…
その人には幸せになってほしい。
そう願う気持ち…それが恋なんだと思います。
こんなこと考えたのも…人を好きになったから…
今は、ただ感謝しかありません。
自分みたいな半端な人間が、それなりの大人になったのも…
人を好きになることができたからです。
「好きにさせてくれてありがとう。」そう言いたいです。
みんな…いっぱい恋してください。
特に、若い人は…いっぱい恋して…いっぱい苦しんで…
素敵な大人になってください。
初恋の人との思いがけない再会。
TVドラマや映画なら、きっとドキドキするような展開が…
再びの恋?「LOVE AGAIN」ですけど?
背広を脱いで、車に乗り込んで駐車場から出ようとすると
歩いている「彼女」の姿を見かけました。
あの頃とは比べものにならないくらい図々しい大人になった自分は…
車の中から、思い切って手を振りました。
でも…「彼女」はまったく気づかずに…
目を合わせることもなく、スタスタと歩いていきました。
う~ん…再びの「失恋」ですか?
「LOST LOVE AGAIN」じゃ、ドラマにはなりそうもありませんね。
大丈夫、大丈夫。
ガラスのような少年のハートにも…
何十年の歳月を経て、今やしっかり毛が生えてますからね(笑
振り上げた手で、何事もなかったように
車のルームミラーの位置を調整して、車で走り去りました。
う~ん、しっかりオヤジ力(りょく)を発揮したぜ!
やれやれ…今夜は、少し喋りすぎましたね。反省です。
今日も訪ねてくれてありがとうございます。
いつも振り向いてくれないあなた
明日は、もっと好きにさせてくれますように…
おやすみなさい
いつもにも増してロマンチックなグスコさん。
通り過ぎた時間たちはどこかに消えたわけではなくひっそりとしまい込まれているんだと思います。だからふと過去のカケラたちが現れる。
グスコさんが少年期から今まで頑張っていたからこそ今のグスコさんがいて、きっと初恋の女性の方も今のグスコさんが素敵だったから声をかけてきたのではないでしょうか。
グスコさんが素敵な恋をしてきたことを教えて頂きました。
また、偶然出会うかもしれないですね。
by noel (2010-05-17 09:03)
拝読しながら、頭の中で中島みゆきさんの「時代」が流れてました(笑)
by ちょんまげ侍金四郎 (2010-05-17 09:04)
気づいて貰えて良かったじゃないですかぁ〜^^
変わってないんですよ。良い意味で♪
by achami (2010-05-17 13:54)
おひさしぶりです!
復活されていたのですね!
喋りすぎのブドリさん・・・いいですよ!!
もう、あんなトキメキなんて味わえないですからね・・・もう1度!と思っても・・・
やっかいなことになりそうですから、つづきはなくて一話完結がいいです(^w^)
by こぎん (2010-05-19 08:09)
躑躅って、あまりに身近にあり過ぎて意識していなかったのですが、こうやってグスコーブドリさんのおしゃべりが入ると、素敵な物語になります。
by ほんのり (2010-05-20 06:49)