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一枚の木の葉から [水]

今朝は、とても冷え込みました。


秋が深まるというより…
冬が忍び寄っているという気がする朝でした。


嫌なニュースばかり聞こえてきますが…
今日は…そのことは書きません。
心が波立ちすぎていますので…やめておきます。



強い風に吹き飛ばされた木の葉…




川面をゆっくり流れていました。


陽射しの照らされて…
川底にユラユラと影を作っています。


眺めていると、見ている前で…
ハラリと落ちた枯葉が一枚。




冷たい水に沈みかけて…ゆっくりと流れます。


荒海に浮かんだ小さな船のように…
波と風に翻弄されて、
生まれた場所から遠く、遠くへ…


そして…また一枚。



ハラリと落ちた枯葉が浮いて…
同じ一本の樹から落ちた葉の後を…
まるで追いかけるように流れていきます。


上流からは、落ちたばかりの大きな朴の葉。



こちらは、ドンブラコ?とでもいうように…
小さな木の葉を従えて…
ゆったり、のんびりと流れてきます。


強い風が川面を渡っていくと…



風に吹き寄せられて、あちこちに集まって…


みんで行き先の相談でしょうか?


森の木の葉が川へと落ちて…
川にたっぷりの養分を沈めていきます。


一枚の木の葉が…
川の流れにとけ込んで、まだ見ぬ土地を豊かにし…
いつか遠い海へと運ばれて、豊かな海を作ります。


一枚の木の葉が、大きな海を支える不思議。


森は、今日も静かな秋の中です。


今日も訪ねてくれありがとうございます。


一人旅立つあなた…
明日は、まだ見ぬ豊かな場所へたどりつけますように…
おやすみなさい


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コメント 7

megumi

まだ観ぬ豊な場所にいってみたいです*****
by megumi (2006-11-14 00:24) 

swa

木の葉が散ってしまうと、
「あ〜ぁ。」
って思ってしまうけど、
それで終わりでなくてちゃんと次の養分になるんですよね。
by swa (2006-11-14 06:06) 

selybar

子供の頃暮らした北海道でアイヌの伝説として飢饉の秋に神様が柳の葉をシシャモに変えて下さったという話を思い出しました。
森から海へそしてその恵が又森へとつながっているのですね。
東京が猿蓑で時雨れると山の森はもう雪の季節になりますね。
きれいな水辺の秋をありがとうございました。
いつもご訪問頂き感謝!
by selybar (2006-11-14 11:41) 

JOY

綺麗な水に浮かぶ枯葉、素敵ですね・・・!そろそろ海ばかりでなく、森も歩きたくなってきました。
by JOY (2006-11-14 11:43) 

aya

綺麗な水面、綺麗な水紋ですね。
流れに任せて漂って、どこへたどりつけるのか・・・?
by aya (2006-11-14 15:19) 

achami

自然の繋がり、こんなに美しいのに。
今の日本は・・・・って止めておきましょうね。
by achami (2006-11-14 19:50) 

GUSUKO-BUDORI

megumi さま>
まだ見ぬ豊かな場所…いつか行けます。
約束の場所がきっと待ってますよ。

swa さま>
そうですね…きっと生命に…
終わりなんてないんでしょうね。

selybar さま>
アイヌの伝説…聞いたことあります。
生命に対して現代の方が鈍感で不遜になっているのかも?

JOY さま>
自分は…森ばかりなんで…
なんだか海がみたくなりました(笑

aya さま>
どこへ?それは…
きっと、あなたの約束の場所へ…

achami さま>
ほんとに…今の日本は…
などと言いたくなってしまいます。
by GUSUKO-BUDORI (2006-11-14 23:19) 

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