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志をはたして… [本棚]

今日は、すごい天気でした。
晴れていたと思ったら、雷が鳴り、強い風が吹いて…
今は、透き通るような白い月が輝いています。

明日の朝はかなり冷え込みそうですね。


今日もまた…紅葉ですが…




不思議な色づき方をしています。
「錦」…という言葉を思い浮かべます。


「紅葉」という歌は、ご存じですよね。


秋の夕日に 照る山 紅葉♪
濃いも薄いも 数ある中に♪
松をいろどる 楓や蔦は♪
山のふもとの 裾模様♪
 
作詞:高野辰之 作曲:岡野貞一の名コンビです。


この歌の舞台となったが…
以前ご案内した眼鏡橋のある碓氷峠だそうです。


この二人のコンビで多くの文部省唱歌が創られました。
「朧月夜」・「春がきた」・「春の小川」そして「故郷」など…


高野辰之は長野県北部の出身です。
ふるさとへ向かう汽車の窓から見た碓氷峠の景色が…
「紅葉」の歌詞になったものと思われます。




志を胸に故郷を離れて、文部省の下級官吏となった高野辰之。


文部省唱歌の著作権は文部省に属していたため…
作詞の高野辰之は名は、長い間知られることはありませんでした。


「ふるさとに錦を飾る」なんて…最近は言いませんけど…
思い描いた志を果たせずに越えた碓氷峠の紅葉は…
彼の心に、どう映ったのでしょうか?



彼の歩んだ人生を思うと…
「故郷」の歌詞も、また少し切なく胸迫るものがあります。


今日のお話は、もう10年以上前に読んだ本…


唱歌誕生―ふるさとを創った男

唱歌誕生―ふるさとを創った男

  • 作者: 猪瀬 直樹
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2002/08
  • メディア: 単行本


を思い出して書きました。
自分の読んだのはNHK出版だったと思うのですが?
内容に勘違いがあるかもしれません…


興味のある方はご一読を…



今日も訪ねてくれありがとうございます。


志を高く持つあなた…
明日は、大切な故郷を思い出しますように…
おやすみなさい


 


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コメント 10

selybar

喜びもほろ苦さも故郷は温かく迎えてくれるでしょう。
帰るべき故郷を持たない流浪の民は、何故か北へ向かうようですね。
錦秋、日本に生まれて良かったと思います。ありがとうございました。
by selybar (2006-11-08 09:19) 

achami

「紅葉」の詩、いや〜何年ぶりに唄ったかなぁ〜♪
覚えているモンですね!
by achami (2006-11-08 09:59) 

夜波音

 この色付き方、温かい感じがして好きです。

>文部省唱歌の著作権は文部省に属していたため
 そうなんですか。
 何だか切ないですね。
by 夜波音 (2006-11-08 18:28) 

aya

高野さんご自身は、世間に自分の名が知られていないことを、どう思っていらしたのかが気になります。
世間に知られていなくても、自分の仕事に誇りを持てていたのだとしたらいいのですが。
多くの人には認めてもらえなくても、自分がその仕事に納得をしていたのならば、それはとても幸せな人生ですよね。
by aya (2006-11-09 13:00) 

tanaka-ma3

松のみどりに真っ赤な紅葉は映えますね。
by tanaka-ma3 (2006-11-09 23:32) 

megumi

つらかったでしょうね。そう思ってしまいます。
昔の人は@@@そうゆう気持ちが強かったのでしょうね。
by megumi (2006-11-10 20:48) 

こぎん

今日は小学校の催しにお呼ばれしまして、旅芸人、一発かましてきました。
そのお礼の歌が「もみじ」でした。一生懸命歌ってくれる姿はかわいかったです。
1番はすぐに出てくるのですが・・・2番となると・・・?? でした。最後は「おるにしき~」でしたが・・・「織る錦」なのかな? 唱歌は子どもの頃に思い描いていた言葉の感じと違っていることが多いです。(ウサギ美味しい~とか・・・)
「故郷」は・・・泣けます・・・。国歌でもいいかと・・・。
by こぎん (2006-11-11 18:16) 

saitahman

“故郷に錦を飾る”、“自分の記念館を建てる”と言っている友人がいます。
正直言って、その友人の家は豊かではなかったようです。
自身でも「自分には学も無い」などと言っています。
上の“”で括った部分のような発言を人々はどう聞くのか…。
笑う者もいるでしょう、私は友人として不憫に思えてしまいます。
その友人に会った帰り道の車内で、私は泣いてしまいました。
「記念館」までいかなくても、その友人が何かを掴む日が来ることを願います。
by saitahman (2006-11-13 01:52) 

GUSUKO-BUDORI

selybar さま>
何故なんでしょうね…
北が民族の故郷なのかなぁとも思います。

achami さま>
ですよね…もう何年も聞いてないし…
それでも覚えているものですね。

夜波音 さま>
はい…切ないけれど素敵な話です。
温かい紅葉みたいに…

aya さま>
そうですね、幸せな晩年だったのでは?
もちろん誇りを持って仕事していたはずです。

tanaka-ma3 さま>
ありがとうございます。

megumi さま>
辛かったと思います。
でも、そういう気持ちが…
彼にたくさんの唱歌を書かせたんでしょうね。

こぎん さま>
旅芸人健在ですか?
「織る錦」ですよ。たぶん?
故郷は泣けますね…

mymy さま>
お友達の言葉を誰が笑えるのでしょうか?
大切なものを持っていること…
豊かな人生だと思います。

noel さま>
nice! をありがとうございます。
by GUSUKO-BUDORI (2006-11-13 22:37) 

saitahman

何と言って良いのか…。
友人の境遇を知っているからこそ、頑張って欲しいという思いも有りますが、
その友人は人を疑うことを知らないというか、純粋というか…。
そのうち悪い人に騙されたり、世間の壁にぶち当たって絶望したりしないかと
心配する思いとの間で葛藤しています。私がNegativeなんでしょうが…。
オブラードに包んだ記述ですいません。
by saitahman (2006-11-14 00:31) 

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